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医療・医薬品情報研究会

医療・医薬品情報研究会は1999(平成11年)年6月に誕生しました。以来、22年間近く多くの方々に支えられて第245回(2021年3月現在)開催しています。

当会誕生のきっかけは、多くの製薬企業の参加により医療領域で研究活動・情報提供などを行っていた団体「薬業経済研究所」の発展的解消を受け、前会長の故水野敦典先生ほか有志7名により立ち上げられました。以後、利益団体ではない本会は、会員の年会費・当日参加の会費等で運営されています。

医療環境がパラダイムシフトする中、特定のジャンルにこだわることなく時局に適ったテーマと講師により、常に「斬新な研究会」を心がけ運営されてきました。

これまでに、病院長・薬剤師会長・医薬品メーカー・医薬品卸・大学教授・介護施設・患者代表・弁護士・厚労官僚・ジャーナリストなど幅広い分野の方々からご講演を頂き、様々な話題を提供頂いています。

今日、世界は2019年末に中国・武漢にて発生したとされる新型コロナ感染症の蔓延により、人的被害は大きく、医療従事者の疲弊は想像を絶しています。日本でも2度にわたり緊急事態宣言が発令され多くのイベントが中止され、オリンピックまでもが延期となりました。

世界で最も盤石と思われていた日本の医療体制が、新型コロナ感染症の影響により崩壊すると危惧されています。従来の自然災害に加え、今回の感染災害により、日本の医療体制が意外にも脆弱だったことが露呈するなか、現在の少子高齢社会・国家財政逼迫の状況に対応し、社会保障費の効率化・適正化が求められており、直近の薬機法改正を含め地域医療連携体制の構築が進められております。新型コロナ感染症により、医療領域での規制緩和が急速に進むなど、これまで以上に目まぐるしい医療環境の変化が予想されます。

そのような状況下、病気療養中だった故水野先生のご依頼により、2020年4月より事務局を(学)医学アカデミーに移設いたしました。事務局では、今後、故水野先生のご遺志を尊重して新たに、運営委員会を発足し、当会運営を継承して参ります。

来年度以降、会員の皆様のご要望を踏まえつつ、運営委員会主導でテーマや演者を選定して参ります。運営委員会メンバーは大学教授、弁護士、コンサルタント他の有識者に加え、新たに会員の中からも募り構成していきます。時代の進歩や変化を先取りした情報を収集・活用できる機会を設けることで必ず皆様のお役に立てるものと信じています。

これからの研究会は集合形式だけでなく、新型コロナ感染症禍で得たオンラインというツールも活用して参ります。当該講師のご了解を頂ければ、従来の集合形式とオンライン形式を加えたハイブリッド形式など、状況に応じた形で研究会を開催する予定です。加えて、講師のご承認を得られた場合は講演動画をアーカイブ化し一定期間の受講を可能にしたいと考えています。

今後とも、会員の皆様にお役に立てるように更に進化・飛躍を続けて参ります。

2021年3月18日

医療・医薬品情報研究会:事務局

医療・医薬品情報研究会代表:田中 孝衞

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